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重賞どうでしょう                 0008号
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発効日 2014年2月21日

 

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フェブラリーSの考察 その2
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せっかくなので、
今後の私の外国人騎手&地方出身騎手の取り扱い方を書きます。

 

外国人騎手の陰と陽

 

陽の中の陰、陰の中の陽。

 

これは陰陽道の考えだそうです。

 

簡単に言えば、成功の中に失敗の芽がすでにあり、
失敗の中に成功の芽がある。

 

この繰り返しで、世の中はまわるというものです。

 

これは、ユダヤ人の世の中に対する考えとも一致します。

 

ユダヤ人は歴史は繰り返すことを
常に頭に入れて物事を考えるそうです。

 

 

アップルのジョブスがその最たる例ですね。
屈指のパソコンメーカーでありながら、
そのパソコンを否定するスマホやタブレットを世の中に提示する。

 

自分で光をつくり、それを破壊する。

 

その破壊と創造の繰り返しが、
世の中なわけです。

 

それを自分で行うか、
流れが自分を飲み込むか。

 

それはその人次第です。

 

そして、競馬も例外ではありません。

 

外国人騎手が今は、中央競馬を席巻していますが、
それまではオグリキャップ、イナリワンといった地方出身の馬が、中央競馬を盛り上げました。

 

その後は、地方から来た安藤騎手が、
中央競馬をゆるがし、

 

海外から来た種牡馬サンデーサイレンスが、
日本競馬を変え、

 

次は、外国人騎手が大挙してやってくる。

 

日本人騎手に比べて、空気を読まなくてもいい腕っ節のある騎手たちは、大舞台での勝ち星を積み重ねました。

 

しかし、その裏で、

 

オルフェーヴルの大斜行による凱旋門賞の2着。
トーセンラーのきさらぎ賞以降の大不振。
ウォッカの鼻出血による引退。

 

などなど、外国人騎手によって、
明らかなマイナスとなっている事例も出てきています。

 

表だっての批判はありませんが、
すでに、陽の中に陰が見えつつあるのは明らか。

 

特に外国人騎手でダメになったトーセンラーを、
低迷していた武豊騎手がきちんと復活させ、
G1ウイナーにしたのは、次の時代を暗示しているのではないでしょうか。

 

もう少し言えば、

 

2013年の日本ダービーでは、
有力馬であった、
コディーノ
エピファネイアとも、
日本人騎手から外国人騎手にしたことで、失敗した例です。

 

コディーノは、横山騎手だから走っていたのに、
外国人騎手騎乗で、あの強かった姿はすでになく、
エピファネイアは、福永騎手の騎乗停止から
ビュイック騎手への皐月賞乗り変わりのおかげで、気性が改善されず、
本番のダービーでは、つまづくなどの不利があり、
最後は、武豊騎手に差されてしまいました。

 

この冬も、外国人騎手は重賞を勝っていますが、
明らかに「代打」という色が強くなっています。

 

1番人気で勝っているわけではないですから。

 

2014年が、
外国人騎手で稼げる最後の年になるかもしれない。

 

 

と私は考えています。

 

すでに、外国人騎手騎乗時のデメリットが顕在化してきたからです。これは地方出身騎手にも当てはまります。

 

剛腕騎手のデメリットとは?

 

今年のヒノさんの「政治騎手」の本に、
内田騎手の不振を、腕っ節の強さがより馬を動かなくさせるとかかれていました。

 

これは、私の推測ですが、120%以上の馬の走りを引き出せるからこそ、次のレース以降、馬の生存本能として走らなくなっているのではないか?と思っています。それは内田騎手だけでなく、腕っ節の強い騎手すべてに当てはまります。
外国人騎手がずっと乗っている馬も、そのうちズブくなったり、勝ち味に遅くなったりする。
コディーノを見ていると、早熟だけでは言い切れない何かこう、燃え尽きてしまった感があります。

 

外国人騎手や地方出身騎手が馬の120%の力を引き出すのは競馬関係者のほとんどが認めています。

 

けれど、それは馬の負担に当然なりますし、
馬の生存本能として「走らない」という選択肢を生むことになります。

 

血統による馬券の予想からは少しずれましたが、
2014年の競馬を占う上で大事かなと思い、書きました。

 

それに、
頂点を決めるレースでは、
日本人騎手の継続騎乗のほうが信頼できる。

 

これは腕の差ではありません。
外国人騎手のほうがうまいことは言うまでもありません。

 

 

しかし、彼らは日本の大事なレースがあるときは、
日本にいないのです。

 

日本のホースマンのトップレースが、
日本ダービーである以上、
それを見据えて逆算して馬に乗ってくれる騎手に依頼するのは当然ですね。

 

というわけで、

 

前置きが長くなりましたが、
このレースで狙うのは、グランドシチー。

 

リスポリ騎手です。

 

外国人騎手はテン乗りを狙う。
これは、昔からある格言ですね。

 

ベルシャザールも、デムーロ騎手への乗り替わりですが、
ルメール騎手ほど、仕掛けどころでの「タメ」がまだできないのでは?
と思っています。

 

彼らがすでに「代打色」がつよくなってきているので、
代打感の強い大きめの穴馬からいきたいですね。

 

グランドシチーは、父キングカメハメハ。母父ブライアンズタイム。

 

このフェブラリーSの舞台では、最高の血です。

 

また、丁寧にうちをついて末脚をのばす津村騎手の騎乗により馬の磨耗が少ないと考えられます。

 

今の走りまでは、外国人騎手の力が活きるでしょう。

 

このフェブラリーSの穴パターンは2つ。
1、1600〜3000のG1を勝つスピードとスタミナを持っている血統。
シンボリクリスエスやエルコンドルパサー、そして、ブライアンズタイムです。
シンクリ産駒のサクセスブロッケンや、エルコンドルパサーの子ヴァ―ミリアンがきちっと勝ちきっていますね。ブライアンズタイムの血は走りまくっていますし、この血が活きる舞台です。

 

2、アメリカダートのチャンピオン血統=外国産の馬。
テスタマッタなど、ダートが本場のアメリカでバリバリの血統は、
日本では馴染みがなく、ダートのスピードを競うレースで力を発揮する場合があります。

 

になります。前者は、グランドシチー。
後者は、エーシントップです。

 

次回は、
他の3重賞を一気にいければと思います。

 

では。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
編集後記
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
浅田真央選手!
6位!

 

本当にこの人はすごくて、強い。

 

金とった、銅とった!

 

だけじゃなくて、人として大切なことを、
浅田選手のような偉大な選手から学びたいですね。

 

 

 

 

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