武豊騎手

諸行無常、盛者必衰。
平家物語の冒頭の言葉。
常に同じ者はなく、
栄えた者にも最後は来る。

確かに、世の中は無常。
だけど、パンドラの箱の底にも希望がある。

一時代を築いた武豊騎手。

落馬から無理して復帰。
それ以降、気性の荒い馬を抑えられなくなったと言われ、
有力馬に乗せてもらえなくなりました。

だけど、それは調教するサイドの調整不足を、
武豊騎手のせいにしていた側面もあると思います。

結果、競馬人気はさらに低迷。
手遅れになる前に、帰ってきてくれてうれしいです。

２０１２年はマイルＣＳで中央Ｇ１を制覇。

２０１３年は、京都記念やチューリップ賞など、
逃げ差し自在の乗り方を披露。

京都・阪神競馬場では、
神のような騎乗を披露してくれます。

もともと、メジロマックイーンやスーパークリーク、日本ダービーのダンスインザダークなど、
すっと先行して、加速していきそのままゴールという乗り方が本来の騎手。
だから、基本的には、先行して差されるのが負けパターンでした。

ＳＳ系が増えたのと、過剰人気になるので、
差す競馬になってしまったことが、

栄華の理由と衰退の理由。

しかし、天才は天才。

今後は、外国人騎手や地方出身の腕っ節の強い騎手の騎乗によって、
調子を崩した馬に乗って、本来の力を引き出すことが増えるんじゃないでしょうか。

ペース読みや馬場読みは国内トップ。
だからこそ、ピークを過ぎた実力馬の足りない部分を補えるんです。

トーセンラーやサダムパテックのように、
勝ち方を忘れてしまった実力馬が武豊騎手と関西の競馬場で復活。

という場面に今後注目。

距離不問。
おそらく、東京・中山でも関西馬に乗れば、神のような騎乗が見られるはずです。
今後、重賞では人気にならないので、気になる場合は、買っておきたい騎手ですね。

リーチザクラウンの日本ダービー２着。
ダノンバラードの皐月賞３着。
ヤマニンウイスカーの京都金杯３着。
メイショウカドマツのダイヤモンドＳ３着。
エピセアロームのセントウルＳ１着。

などなど、今後はもっと活躍が増えるでしょう。
買うなら２０１３年だと思います。

栄える者は滅びる。それは道理。
だけれど、そこからまた新しい世界が開ける。
これも、真理ではないでしょうか。

きっとまた新しい時代や展開があると思います。

競馬をもっと楽しくさせる３つの馬券マニュアル

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